個性的なデザインと光と雨の家
都会の住宅の泣き所、住宅が連立するが故、どうしても居室に光が入りにくく、暗くなりがちです。そんな立地の弱点を設計力で見事克服しました。玄関ドアは無垢材を張り合わせたセンスのよい引き戸。
そして、中にはいると、下駄箱、いや下駄棚。既成の下駄箱を設置せず、造りつけで棚にしました。木のテイストで、周りとの調和を重視しました。1階から2階へ、LDKも無垢フローリングを敷き、気持ちのよい肌触り(足触り?)です。ダイニングテーブルも造りつけ、8人座っても充分な広さです。出入りには少し不便ですが、スペースをかせいでいます。写真でもわかりますが、リビングダイニングはまぶしいくらいの明るさです。
リビングの北側上部に長方形の窓を設置、またこの部分に間接照明を入れ、昼間と夜のコントラストを楽しめます。3階に上がると、白がベースの内装。手前の寝室と子供部屋(成長に伴なって1部屋、2部屋に分けれる)との間にベランダを設置。中庭のように3階の全部屋の明るさをもたらしています。
そして、ベランダ部分の南側は吹き抜けになっていて、2階の明るさに寄与しています。お気づきかもしれませんが、奥の子供部屋へ行くには、ベランダを通らなくてはなりません。雨の日は、濡れます。それもまた 一興とお考えください。
個性的なデザインと光と雨。お友達を呼んで、自慢したくなる家の完成です。